見えないから怖い! ご自宅の給水管、老化していませんか?

こんにちは。静岡県掛川市を拠点に、水まわり修理や上下水道配管工事、リフォームを手がけている神谷設備です。


私たちが住む静岡は一級河川が多く、豊かな水の恵みにあずかっています。

けれども皆様は、ご自宅の水道水を浄水器なしに、そのまま飲むことができますか? 味や不純物が気になって、ちょっとためらってしまう……ということはないでしょうか。 


前回のブログでご紹介したよう、じつは日本の水道水は安心安全。高い消毒技術で殺菌されているのです

(https://www.kamiya-setsubi.com/blog/category2/123199)


ただ問題になるのが、浄水場と皆様のお宅を結ぶ「給水管」なのです。




■築15年で、蛇口から赤サビの混ざった水が!?


私たちが日々使っている水は、川などから取水した原水を、浄水場で処理したもの。浄水処理を施された水は、道路の下などに埋められた水道管を経由して、家の敷地内の水道管まで運ばれてきます。


そして、家のなかの水道管(給水管・給湯管)を通り、蛇口をひねると水(湯)が出てくるという仕組みです。


この給水管や給湯管の内側に錆が発生すると、水や湯に赤錆などが混じってしまいます。せっかく国が厳しい検査基準で浄水処理を行っても、給水管が汚れていては元も子もありません。


錆混じりの水を飲んでも人体に害はないと言われていますが、そもそもけっして気持ちよいものではないですよね。お茶やコーヒーを淹れても味が落ちるし、洗濯物が汚れるということも。


それよりも心配なのは腐食が進むと、給水管に穴があいて、水漏れの原因になるということ。最悪、部屋中が水浸しに……ということにもなりかねません。



■意外と短い! 給水管の耐用年数


給水管の寿命は菅の種類などにより異なりますが、国はその耐用年数を15年としています。

給水管の寿命ってそんなに短いの……? 驚かれた方も多いと思いますが、これはあくまで目安。実際には10年で、配管内にかなりの錆が発生したというケースも報告されています。


もちろん、管の種類や使用条件、環境によっても寿命は異なるので、一概には言えません。ただ明らかな異変はなくとも、いつの間にか給水管の老化が進み、見えないところで大変なことが起きている、ということも。




■見えない場所だからこそ、早めのメンテナンスを


水道管の素材には、いくつかの種類があります。

かつて一般的に使われていたのは、「鉛管」。ただ材料である鉛が水道水に溶け込んでしまったり、破損しやすく漏水が多いことから、現在では水道管への使用が禁止されています。


「鉄管(鋼管)」も、水道管の定番でした。鉄なので丈夫で、地震にも強いという特徴が。しかしながら、錆びやすいという欠点は否めず、錆が原因で水漏れを起こすことも。


こうした金属管に替わって最近、定番化しているものが、塩化ビニル樹脂を原料とした「塩ビ管」や「ポリエチレン管」です。「塩ビ管」はプラスチック樹脂が原料なので錆びる心配はありません。


強化剤を配合し、衝撃に強い種類も開発されてきています。外側が鋼管で内側が塩ビというハイブリッドなタイプも登場しています。


いずれにせよ20年近く経った水道管は、大量に錆が発生し、水道管そのものが詰まってしまうことも。金属管でないからといって、安心はできません。錆はなくともバクテリアの住処となってしまい、スライム状の物体がこびりついて、ぞっとするような状態になっていることもあるのです。


水は、私たちの暮らしといのちを支える大切な存在。その水のルートとなる給水管も、すこやかな暮らしを担う大切な設備です。


目に見えない部分だからといっておろそかにするのではなく、ぜひ、一度メンテナンスを行うことをおすすめします。 ぜひ神谷設備までお気軽にお問い合わせください。